「ミッドライフクライシス(中年期の危機)」と呼ばれるように、40~50代は仕事でもプライベートでも責任を背負わされたり、困難に見舞われたりしやすい時期。歴史に名を残す偉人たちもまた例外ではなく、中年期にさまざまな壁にぶつかっている。
ミルトン・フリードマンは1940年代から活躍し現在の“新古典派経済学”あるいは“新自由主義”の形成に貢献した重鎮であり、1980年代の英サッチャー政権やアメリカ・レーガン政権を生み出した経済学者として、現在に続く“主流派”を主導した。その ...
エンゲルスは何かとトラブルを起こすマルクスをなぜ見捨てなかったのか マルクスがパリに亡命しているときに、二人は出会います。マルクスが26歳、エンゲルスが24歳のときのことです。 残り4146文字 ここからは、JBpress Premium 限定です。 フォロー機能とは ...
株式会社ワン・パブリッシング(東京都港区/取締役社長:松井謙介)は、2025年7月22日(火)に「数式のない経済学の本」(定価:1320円(税込))を発売いたしました。 本書は、アダム・スミス、マルクス、ケインズの3大経済学からピケティに至るまで ...
日本でノーベル賞が唯一獲得できていない分野に経済学賞がある。物理学や医学・生理学、化学、文学、平和の部門で多数の受賞があるものの、経済学では皆無である。その要因は、わが国において経済学が比較的新しい学問であったばかりでなく、戦後に ...
1818年5月5日、ドイツ出身の哲学者、思想家、経済学者であるカール・マルクスが誕生しました。 『資本論』を著しました。 この書では、資本主義経済の危険性を指摘。マルクスの経済学体系はマルクス経済学と呼ばれ、以降の国際政治や思想に大きな影響 ...
話を1989年11月のプラハに戻す。 コメンスキー福音主義神学大学(現カレル大学プロテスタント神学部)のミラン・オポチェンスキー教授は、筆者の話に興味深く耳を傾けた。 「すると、マサルが影響を受けたマルクス主義は、ソ連型のスターリン主義では ...
―米国でトランプ政権ができ、ニューヨーク市長に富裕層増税や家賃引き上げ凍結を掲げた急進左派が当選した底流には、過度なインフレに伴う激烈な格差があるとの指摘がある。群馬県を含め「物価高」と言われる日本の現状をどう見る。
2025年のノーベル経済学賞の受賞者は米仏の3氏に決まった。「イノベーション主導の経済成長の解明」が授賞理由となった一方で、日本人の受賞はまたしてもなかった。今回はノーベル経済学賞の最近の傾向、歴史や展望などを、前田裕之氏が2回にわたり ...