本文中の小見出しを採用した目次を眺めると、日本史を「税」の視点から、古代・中世・近世・近代・戦前・戦後…と通覧できる。第1章で藤原氏が、外戚でない後三条天皇の政策で、寄生的政治権力が没落していく様など、一族の権勢の核が政治力でなく税的基盤(荘園=私有 ...
昨今話題の“外国人問題”。その背景にはグローバル化があるが、歴史的に見ても、外国人との軋轢は、世界的なヒト・モノの移動によりもたらされてきた。豊臣政権の禁教令はヨーロッパ ...
この機能は『D刊プラン』の方限定です。 古代から中世のアジアで中国王朝が周辺諸国を従属させた「冊封(さくほう)体制」から、日本はいち早く抜け出す必要があったのか―。現代の ...
日本はなぜこれまで植民地化されることがなかったのか? 東京大学名誉教授の本村凌二氏が、古代ローマとの共通点から考察する。 ローマはなぜ大帝国となり、日本はなぜ植民地化を免れ ...
新しいローマ教皇に米国出身のレオ14世が選ばれた。カトリックの最高権威がなぜ絶大な影響力を持つようになったのかを知るには、2000年にわたる歴史をひもとく必要がある。まず古代 ...
「古代、朝鮮半島諸国や中国などから渡来し、日本列島に定住した人々とその後裔(こうえい)」。広辞苑は「渡来人」をこう定義する。「農業をはじめとした先進の技術、様々な文化を ...
1万葉集の伝来を明らかにするこころみ 今年は、和銅3年(710)に奈良に都が遷されてから1300年目ということで、さまざまな催しがあり、古都のにぎわいにひと花添えている。