左派のサンチェス政権は犠牲者の名誉回復など「負の歴史」清算の取り組みを進めるが、強いリーダーシップで経済発展させたとして右派を中心にフランコを評価する声は今も根強く、同国の左右の分断を鮮明にしている。
【パリ時事】スペイン内戦(1936~39年)で反乱軍を率いて勝利し、独裁体制を築いたフランコ総統が75年11月に82歳で死去してから20日で半世紀が経過した。大多数の国民は独裁後の民主化を謳歌(おうか)しているが、極右政党ボックス(VOX)の支持者ら ...