本書は、誰もが知る『仁義なき戦い』シリーズとともに、『二百三高地』や『大日本帝国』といった傑作戦争映画の脚本を手がけた笠原氏による、戦争に関連する書籍未収録原稿を一冊の書籍に編んだものです。
青春を戦争に捧げ、未来を奪われた若者たち 『二十四の瞳』は小豆島の小学校分校を舞台に、女性教師と子どもたちの戦前・戦中・戦後にわたる交流を、時代背景と共に描いた作品である。昭和27年に(1952年)に出版された同名の原作を、2年後に映画化した ...
中国で、旧日本軍の侵略を描いた映画『南京写真館』(南京照相馆)が異例のヒットを記録している。7月25日に公開され、興行収入は8月22日時点で26.5億元(約548億円)を超えている。 南京事件を題材にしたこの作品は、観客の涙を誘い、歴史の記憶を ...
埋もれた戦争の記憶を多面的に掘り起こした台湾ドキュメンタリー映画「島から島へ」が今年、約半年かけて日本各地の大学で上映された。来日した廖克発監督(46)が学生らと対話を重ね、「若い世代が戦争にどう向き合えばいいのか」などを語り合った。
戦争を知らない私には、今まで見た戦争映画の中で一番前線に立つ兵士の恐怖と苦悩を感じられた。亡くなった祖父が戦争のせいで話しづらくなったこと、本人も戦争のことに一切触れなかったため、祖父のあの憂いを帯びた雰囲気の本質が全くわからなかった。でも初めてほん ...
世界のさまざまな地域の争いを報道などで目にする機会が多いように感じられる昨今。何が正しくて何が間違っているのかも分からないけれど落ち着かない。そんな気分の方も多いのではないでしょうか? そんなとき、考えを広げるきっかけとして戦争を描いた映画を見るのもいいかもしれません。そこで、前回までの記事では、以下の2作品を紹介しました。
定年退職したサラリーマンらが、東京大空襲など戦争被害の証言をまとめた映画「戦争の記憶の一片(かけら)を集めて」と「東京大空襲とすみだ」の2本が、「すみだ生涯学習センター」(東京都墨田区東向島2)で上映される。7日に「一片」上映と製作した人たちのトーク ...
戦後80年の節目に戦前、戦後の社会を考える企画「戦争展」が、多可町中区東山の那珂ふれあい館で開かれている。旧中町役場から出された、戦争への物資協力などを求める文書や、戦地の様子を詳細に伝える手紙など約120点を展示している。