アメリカのトランプ政権は5日までに外交や安全保障戦略の指針となる「国家安全保障戦略」をまとめ、覇権を強める中国を念頭に日本などの同盟国に防衛費の増額を促す方針を明記しました。第2次トランプ政権発足後初めてとなる「国家安全保障戦略」は力による平和を掲げ、「同盟国やパートナー国と連携し、支配的な敵対勢力の台頭を阻止するため、全ての同盟国との集団防衛や産業基盤を強化する」方針を示しました。最大の競争相手

トランプ米政権は5日までに、外交・安全保障分野の基本方針となる「 国家安全保障戦略 （NSS）」を公表した。中国を念頭に、「台湾海峡の一方的な現状変更を支持しない」と強調。一方、日本や韓国に 防衛費増額 を求めることを明記した。

「国家安全保障戦略」は外交・安全保障政策の指針となるもので、第2次トランプ政権発足後、初めて公表されました。中国を念頭に「台湾をめぐる紛争を抑止することは優先課題」だと位置づけ、「台湾海峡での一方的な現状変更を支持しない」と明記しています。 また、沖縄や台湾などを結ぶ「第一列島線」の防衛が重要だと強調し、アメリカ軍単独で防衛することは不可能だとして、日本や韓国などに防衛費を増額するよう求めています