2025年のノーベル賞に選ばれた坂口氏と北川氏が、受賞の一報を受けた直後の首相や文部科学相との電話の中で述べた言葉だ。両氏はその後、文部科学省を訪問した際も、基礎研究や若手研究者への支援を求めている。
科学の取材は楽しい。それは科学が「生命とは何か」「宇宙はどのように始まり、これからどうなるのか」といった誰もが一度は抱く根源的な謎を、少しずつ解き明かしていく営みだからだろう。研究の最前線にいる研究者の話は、いつも知的興奮を与えて ...
日本科学未来館の人気常設展示「インターネット物理モデル」をご存じだろうか。 同館のページにある説明から引用しよう。 「(このモデルは)インターネットで情報が伝わるしくみを、白と黒のボールの動きで視覚化した展示です。 白と黒のボールは ...
沖縄県恩納村には、博士課程のみを提供する「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」がある。OISTは、50以上の国・地域から教職員や学生が集まる国際的な大学で、公用語は英語のみとなっている。 2011年に設立されたOISTは、規模こそ小さいものの、研究・教育 ...
昭和三四年生まれの私は「昭和百年」のうち三分の二を見てきたことになる。この百年、日本語で書かれた科学関連書を概観してみると、希望から野望へ、野望から絶望へという流れがある。今後この流れを絶望から希望へと再び変えてゆくことが、日本の ...
2025年度国際科学オリンピックの日本代表31名が決定した。科学技術振興機構が主催するこの大会は、中学・高校生が科学技術に関する知識や問題解決能力を競う国際的なコンテストである。日本では7つの教科・科目において国内大会が開催され、選抜された ...
東日本大震災によって日本列島は地震や火山噴火が頻発する「大地変動の時代」に入った。その中で、地震や津波、噴火で死なずに生き延びるためには「地学」の知識が必要になる。京都大学名誉教授の著者が授業スタイルの語り口で、地学のエッセンスと ...
80年前の第2次世界大戦末期、日本は徐々に追い詰められていました。安全保障を巡る情報戦に詳しい日本大学危機管理学部の小谷賢教授は「日本は先の大戦で情報を生かすことができなかった。その構図は80年経った今でも変わっていない」と語ります。
一部の結果でアクセス不可の可能性があるため、非表示になっています。
アクセス不可の結果を表示する