遠くに天草諸島が連なる、湖のように穏やかな海。この不知火海の恵みが水俣の暮らしを支えていた。 「自慢の海です」。4月下旬、中村さんは高台から不知火海を見つめ、かつての地域の様子を語った。小さな舟を浮かべて漁に出かける夫婦、磯で遊んで ...
熊本県の南端に水俣市という自治体があります。市西部にあるエコパーク水俣は、東西に広がる41・4ヘクタールの敷地の大半を陸上競技場や野球場、サッカー場などが占める運動施設です。 平日はお年寄りがグラウンドゴルフを楽しみ、週末はスポーツ大..
熊本地震によって、水俣病の原因企業チッソの廃棄物処分場跡(水俣市、通称・八幡プール)と不知火海を隔てる市道が崩れる恐れが強まり、市が警戒を強めている。チッソはかつて八幡プールにメチル水銀を含む排水を貯蔵していたことから、埋め立て ...
スイス・ジュネーブで11月に開かれた「水銀に関する水俣条約」の第6回締約国会議(COP6)に参加したグループなどの帰国報告がそれぞれ熊本県内であった。写真展で水俣病の実態を発信したメンバーは、写真の持つ力へ手応えを口にした。水銀学習について発表した高校生らは、国際舞台で得た糧を語った。【中村敦茂】 ...
クリップ機能は有料会員の方のみお使いいただけます。 祈りの言葉を述べる患者・遺族代表の杉本実さん=1日午後2時19分、熊本県水俣市(撮影・星野楽) 祈りの言葉 令和7年度水俣病犠牲者慰霊式にあたり、患者・遺族代表として祈りの言葉を述べさせて ...
熊本県水俣市は、周辺の海にすむタツノオトシゴの仲間「ヒメタツ」をあしらったピンバッジの一般販売を2日から始めた。水俣の海の水銀汚染からの再生をアピールする。 かつて工場排水に含まれた有機水銀に汚染された水俣の海は、藻場やサンゴが ...
熊本学園大の水俣学研究センターが今年、開設20年を迎えた。「水俣学」は、原田正純医師(故人)が、水俣病の問題を様々な分野から考え、未来への教訓を引きだそうと提唱したもの。記念の取り組みの一環として9月25日、今年度最初の水俣学講義で ...
熊本県水俣市の「湯の児温泉」で開湯100周年の節目を祝う記念式典と温泉の専門家による講演会が開かれた。宿泊施設が最盛期から半減した温泉地の魅力を再認識し、にぎわいの再生を図ろうと市が主催した。関係者約160人が参加し、地域の宝とし ...
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