現代社会において、「緊縮」と聞くと、多くの人は「財政再建のための仕方ない政策」と考えるだろう。しかし、本当にそうなのだろうか。クララ・E・マッテイ『緊縮資本主義:経済学者はいかにして緊縮財政を発明し、ファシズムへの道を開いたのか』で ...
日本共産党の志位和夫議長と、マルクス研究者の斎藤幸平東京大学准教授がインターネットメディア「ReHacQ」(リハック)で行った対談「マルクス『資本論』の真実」(前半部分は10月24日、後半部分は30日に配信)から要点を連載で紹介し ...
NHK出版が刊行する、日本で最も長い歴史をもつ選書シリーズ「NHKブックス」。その最新刊として『完全版社会学入門』が発売となります。ベーシックな内容から応用まで一冊で万全な入門書のパワーアップ版が登場です! 『完全版 社会学入門 資本主義と ...
資本主義の本場アメリカで国会議事堂が襲撃されたように、市場経済に見捨てられたと感じた人々が、怒りの矛先を民主主義に向けはじめている。一方で、共産主義を建前とする中国は市場経済の導入によって大発展を遂げた。かつては民主主義の最良の ...
印刷ページの表示はログインが必要です。 『論語と算盤』といえば、「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一の代名詞ともいえる著作ですが、そこで説かれた思想は、実は岸田元首相が掲げた「新しい資本主義」とも通底していると、リネットジャパン ...
私は、『資本論』が、本来の意味で、私たちが生きていく指針として、その生命力を存分に発揮する時代を、21世紀の今、私たちは迎えているといえると思います。1867年に『資本論』第一部が刊行されて、今年で158年です。「158年たってもなお生命力を発揮して ...
『新しい経済のつくり方 「人間中心」の日本型資本主義へ』 著者 D・ヒュー・ウィッタカー(オックスフォード大学日産現代日本研究所教授) 監訳 苅谷剛彦 訳者 鄒芳淼(シュウファンミャオ)、石澤麻子 東洋経済新報社 3740円 ...
米国の「民主社会主義」は、かつてのソ連のような一党独裁や共産主義とは明確に異なります。「民主主義を維持しながら、行き過ぎた資本主義の格差を是正する」という思想であり、北欧諸国の高福祉社会をモデルとしています。市場経済を否定せず、富 ...
これに対して、それほどお金にも事業にも欲がある訳ではなく、とにかく安定した生活が送りたい、そのためにできるだけ名の知れた大きな組織に身を寄せたいという、いわば「寄らば大樹の陰」の人もたくさんいます。むしろそれの方が圧倒的多数かも ...
株式会社東洋経済新報社より、2025年5月21日(水)に刊行しました書籍『スティグリッツ 資本主義と自由』の3刷が決定したことをお知らせいたします。「読売新聞」書評欄「本よみうり堂」6月29日(日)、「日本経済新聞」書評欄「この一冊」7月26日(土)など ...
一世代前には、中国が自由化を進めれば同国経済は米経済に似てくるという考えが一般的だった。ところが今や、米国の資本主義の方が中国に似始めている。 最近の例としては、ドナルド・トランプ米大統領が半導体大手インテルの最高経営責任者(CEO)に ...
サプライヤーや地域と良好な関係を築き、ポジティブな影響をもたらすには、現場と直接つながりをもつ従業員の力が不可欠だ。マルチステークホルダーとの関係性が企業の業績向上を左右するのだと従業員が納得し、エンゲージメントが高い状態で業務に前向きに取り組むこと ...