バイオ企業のちとせ研究所(川崎市)は16日、遺伝子治療に使うウイルス「アデノ随伴ウイルス(AAV)」を効率的に製造できる技術を開発したと発表した。従来の2〜3倍の効率でAAVを製造できるという。遺伝子治療は病気の原因となる異常な遺伝子を修復したり、遺伝子を操作した細胞を治療に使用したりする技術だ。異常な遺伝子を修復する手法では、AAVをベクター(遺伝子の運び手)として使用することが多い。日本で ...