松尾設計室 一級建築士事務所 on Instagram: "今回は姫路の工務店 モリシタ・アット・ホームの代表取締役 山下友凡さんと対談させていただきました！ 注文住宅を担う私たちの仕事の裏側や、より良い住まいをつくるための考え方について、じっくり意見交換させていただきました。 家づくりに携わる方にも、これから家を建てる方にも、ぜひ見ていただきたい内容です。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 良い設計や納まりを実現するには、実際に家を作る職人さんや会社の施工力が非常に重要です。 ミスやトラブルを防ぎ、品質を向上させるために最も重要なのは、チェックリストと再発防止を機能させることです。 私の指導では、「5年後に入社した新入社員に今日のミスが伝わるように」ということを常に例に挙げていますが、会議で誓い合った「頑張ろうな」という決意は、残念ながら口伝では伝わりません。 知識を組織全体に確実に伝達し、ミスの再発を防ぐ唯一の方法は、業務の各段階でチェックリストを更新し、それを厳密に運用することに尽きます。 大手住宅メーカーは、ミスを全国の支店にフィードバックする仕組みを持っています

松尾設計室 一級建築士事務所 on Instagram: "最近、軒の出がない「軒ゼロ」だとか、外壁に黒や濃いグレーを採用するデザインが流行っています。 しかし、これらは住宅に極めて大きなリスクを伴います。 特に濃い色の外壁は、熱をガンガンに吸収しますから、外壁材や塗料の耐久性にもろに影響を与えます。日射遮蔽を効果的に行うためには、熱を室外で遮断しないと意味がありません。 昔ながらの軒や庇を設けることができれば、約8割もの熱をカットできます。 ところが、室内側のブラインドやカーテンでは、ガラスを透過して熱が一度室内に放出されてしまうため、熱のカットはせいぜい4割程度が限界です。 この流行の軒ゼロ住宅というのは、この重要な軒や庇がないわけですから、日射遮蔽がおろそかになってしまい、当然、冷房負荷が増大し、その結果、光熱費が高くなる傾向があります。さらに、軒ゼロは雨が外壁や窓に当たりやすくなるため、雨漏りリスクも極めて高くなります。 軒ゼロで真っ黒みたいな住宅は、最低最悪の組み合わせだと言っても過言ではありません。 結局のところ、デザイン性のみを重視して家の形状を複雑にしたり、日射遮蔽や気

205.松尾和也さんとつくるComeShine House

『卒業設計コンセプトメイキング』松本 裕 著 | 学芸出版社